無名

ブログ名は思いつかなかったので無名とか無題とかにしておくのがポピュラーだと思います。

好きな作家さんの本はなんでも良く見える

三秋縋さんの「いたいのいたいの、とんでゆけ」を読ませていただきました

三秋さんはげんふうけい時代からのファンで、全作品持ってるけど、これは初めて読むというののせいかもしれないれど少し涙ぐんでしまいました!
幸せの後の絶望に凄く弱いんです。
 
一度しか会って話したことがない文通の相手と会う約束をして、悩みに悩んだ挙句に行こうって決めた時には予定の時間が過ぎていて遅れたヒロインが主人公に引かれて死ぬというお話なのですが、そのヒロインの子、「あった事をなかったことにする」能力を持っているんですね。
で、その主人公もヒロインも相手の顔なんて覚えてなくて3分の2くらい読み終わった頃に完全に相手を認知するのですが、そこまでの流れが美しくてたまらなかったです。ああいうのは大好き 私も誰か全く知らない人と文通とかしてみたいなぁ